一般財団法人昭和維新顕彰財団は、神武建国から昭和維新に代表する「日本再建運動」に挺身した先人の思想と行動を顕彰・修養・実践を行うことを目的に設立されました。本財団は会員、有志の方々の支援により、岐阜護国神社内に「青年日本の歌」史料館を開館したことをはじめ、これまでに様々な活動を行っています。
「大夢舘日誌」は、事務局のある岐阜県の大夢舘から、財団の活動について報告していきます。この日誌によって、財団に対する一層の理解が頂けましたら幸いです。(日誌作成・愚艸)
四月一九日
当財団評議員・岡本晟良が執筆に参加した中学社会歴史教科書『国史教科書第七版』が、文部科学省の教科書検定に合格。この検定合格により各自治体が教科書の採択を行えば、中学校での教科書が使用されることとなる。
今年の六月から一カ月かけて、全国各所で教科書展示会が行われ、市民が意見提出を行えるが、各地の当財団の有志により『国史教科書』の意見提出がなされた。これらの意見は採択検討委員会の議事録に上がるため、市民による教科書採択への強いアピールとなる。
五月十四日
大夢舘内にある青年日本の歌史料館分室・忠節文庫において執行部会議が行われ、第五十二回大夢祭の打ち合わせ及び事業報告・役員就任等について話し合われた。
役員の異動として、特別顧問に至学館大学客員教授・大場俊賢、日本映画振興財団顧問・花房東洋の両名が新たに就任の決議がなされた。
五月十五日
第五十二回(令和六年度)大夢祭が岐阜護国神社で斎行された。六十名以上が参列し、五・一五事件において昭和維新を願って決起した三上卓先生をはじめとした維新の先覚者、銃弾に斃れた犬養毅、田中五郎巡査の英霊を祀り、志を受け継ぐ思いを新たにした。今回は、祭祀終了後に護国神社斎館において第二回「日本再建」懸賞論文の受賞者発表と、二十一世紀書院代表・蜷川正大氏、千葉県議会議員・折本龍則氏の挨拶が行われ、第二部として、大夢舘副舘主・小野耕資による「橘孝三郎『日本愛国革新本義』と五・一五事件」の講話が行われた。
五月十九日
大夢舘舘主・鈴木田遵澄が、熊本県の「木村邸」において「第三回熊本の文化歴史勉強会」を開いた。
元県学芸員の青木勝士氏と木村家当主が、文化・歴史とその保護について講師として講演を行った。